ひだまりの会 の こんにゃく作り (2020/12/17)
ひだまりの会 O.T.
2020年のひだまりの会は、コロナ禍の中で毎月の行事はすべて中止になり、2月の行事以降10カ月間、集まることが出来ずにいました。それも仕方のないこと、何しろ、ひだまりの会では、皆が集まれば、よく喋り、よく食べ、良く笑う…。分かってはいるものの、こんなにも会わずにいたことは、ひだまりの会の歴史の中では今までになかったことです。何とも寂しい思いが募る中、毎年12月の恒例行事であった『こんにゃく作り』だけでも集まってやりませんかとの声が上がり、皆大喜びで久しぶりに集まることになりました。
こんにゃく作りは、ひだまりの会の冬の風物詩で、冬至に食べるこんにゃくを手作りしようと、毎年12月の冬至の前に行っているものです。手作りこんにゃくの魅力は“プリンプリンの食感!”、一度食べたら忘れられないその味が人気で、『食べたい』という一心で皆の作業意欲が高まり、もう10年以上続いています。
今年は密を避けるために、午前と午後に分かれて、半分ずつの人数で換気をしながら行いました。こんにゃく作りの当日は、たくさんのこんにゃく芋の処理から始まります。皆で黙々と皮をむいた後は、皮をむいて切る人、量を測ってミキサーにかける人、つぶしたドロドロ状の芋を入れた鍋を火にかけてこねる人、形作ったこんにゃくを茹でる人…それぞれの作業に合わせて、皆が自主的に分担します。毎年大量のこんにゃくが出来上がり、その日の西念寺の台所は、まるでこんにゃく工場のようです。
毎年、こんにゃく芋や材料を用意して準備してくださるこんにゃく作りの達人さまに感謝! そして毎年柚子を大量に差し入れてくださる会員さまにも感謝! 今日の日が実現できたことに、皆で感謝し合いながら、帰りには出来上がった沢山のこんにゃくを皆で分けて持ち帰りました。
冬至の夜には、『さしみこんにゃくと柚子みそ』がそれぞれの家庭の食卓に並んだことでしょう。
例年のような作業終了後の食事会などは出来なかったけれど、直接顔を合わせて過ごした時間は、会えなかった時間を取り戻したかのように温かい気持ちで溢れていました。
やっぱり、皆の絆は強い!! コロナなんかに負けないぞ! そう思えた一日でした。 (O.T)