世界遺産・白川郷と飛騨高山を巡る旅
高山市の西念寺にて宿泊
同じ名前でも特に我が茨城県坂東市の西念寺とは直接の関係はないお寺ですが、今年度茨城一組の推進員養成講座の講師として何度か茨城に来ていただいていた三島清円氏が、岐阜県高山市の西念寺の前住職であったご縁で、今回の高山研修旅行の宿泊所として「どうぞ自坊で⋯」と申し出てくださったことが話の発端でした。17時ごろ着いた私達一行を、前住職はじめ住職、坊守様が温かく迎えてくださいました。「高山の夜は冷えるから」と、ストーブが燃える2間続きの広い部屋で、ゆっくり休ませていただきました。

夕食時には前住職、住職が同席され懇親会となり、翌朝は7時から住職と共にお朝事の正信偈のお勤めをし、前住職から寺の歴史などのお話を伺いました。
室町中期、教えを聞く道場から始まり、250年ほど前、本山から「西念寺」の称号を与えられたとのことです。前住職氏は同じ高山市内の真蓮寺に生まれ、1979年にハワイ開教区の開教使として渡米、1989年帰国後、昭和の終わりから8年間住職が不在だった高山教区西念寺に入り、寺の再建に尽力されました。「それまで無住で荒れ果てていた寺を整備し、門徒さんたちと共にひとつひとつ寺としての形をつくりあげてきた」と話される清円氏。地元の人々との関係を培ってこられ、今は門徒の方々と共に寺の行事を豊かに行われています。3年前に息子の三島見鸞氏に住職を譲り、ご自身は各地で講師としてご活躍、見鸞氏は高山別院に勤めながら西念寺の住職をこなしておられます。同朋新聞12月号に「【お寺の掲示板】求道不止—法語に込めた思い」との見出しで見鸞住職の「仏道を求めることをやめてはならないと、毎日この言葉を胸に自分を振り返り、法務に取り組んでいます」との記事が掲載されていました。
前住職、住職、坊守様の温かいおもてなしを心におさめ、宿坊での貴重な体験を良い思い出として、高山市西念寺を後にしました。




