親鸞聖人のゆかりの地を訪ねて

「親鸞聖人高弟二十四輩原本」
右奥に「親鸞聖人真向の御影」 (県指定文化財)

1332年 如信上人三十三回忌御正忌法要勤修の為、当山(大網奥の御坊)二世浄如上人の招請により京都より覚如上人はじめ常陸の国より聖人の高弟(遺族)達が参集した。その翌日、京都大谷本願寺・大網願入寺と高弟の関りを明らかにし、如信上人を筆頭に24人が集結して京都本願寺を念仏の道場として推薦していくことを約した。本願寺教団成立の証として欠かせない貴重な資料であるとされる、「親鸞聖人高弟二十四輩原本」をお持ちいただき拝観させていただいた。本堂から移されて仮安置されているご本尊の阿弥陀如来像は県指定文化財になっているが、龍谷ミュージアムでの展示には、国宝の阿弥陀如来像の脇に配されたことがあり、美しい阿弥陀如来像だと評判になったという。

「御本尊阿弥陀如来像」(県指定文化財) 

西念寺おしらせの第418号に掲載された記事のコピーをお見せして、願入寺の菩提樹について伺った。菩提樹は山門を入って左にあり、インド原産の菩提樹ではなく中国原産でアオイ科シナノキ属とのことで、後ほど、外で案内していただけることになった。