楽しかったよ 西念寺寺子屋2026

■ 紡がれる寺子屋 ■
今年も夏の5日間、西念寺の寺子屋にはたくさんの仲間が集いました。 朝、「おはようございまーす!」と元気な声で本堂に入ってくると、開始を待つ間、本堂の中を元気いっぱいに走ったり、それを眺めたりと、それぞれ思い思いの時間を過ごします。

住職の話が始まると、みんなじっと耳を傾けます。「みんなで阿弥陀様に『南無阿弥陀仏』を言いましょう」という言葉に、初日は住職の後に続いて「なむあみだぶつ!」と唱えていた子どもたち。しかし3日目にもなると、住職が阿弥陀様に向かって合掌した次の瞬間、自然と声が揃い、みんなで同時に「南無阿弥陀仏!」とお念仏を唱えられるようになっていきました。

今年のメンバーは、小学1年生から中学3年生までの26名。そしてスタッフとして支えてくれたのは、かつてこの寺子屋に通っていた高校生や大学生たちです。毎年少しずつ大きくなっていく子どもたち、そして成長してスタッフとして戻ってきてくれるみんなに会えることは、本当に大きな喜びです。お兄さん・お姉さんスタッフに見守られながら、前半の学習時間には集中して宿題に取り組み、後半のレクリエーションの時間には曜日ごとのさまざまな活動を思い切り楽しみました。


さて、今年のお盆にお参りされたご門徒さんから、とても貴重なお話を伺いました。今から80年前、小学生だったその方は、「寺子屋に来て『夏休みの友』をみんなでおしゃべりしながらやったのが懐かしい。みんな穏やかでね、本当に楽しかった」とお話ししてくださいました。なんと、80年前の西念寺でも同じように寺子屋が開かれ、みんなで集まって勉強したり遊んだりしていたのです。
目まぐるしいスピードで時代が変わり、便利な道具にあふれる現代ですが、今も昔も変わらず子どもたちが集い、宿題をし、おしゃべりをして遊んでいる——。そのことを知り、短い時間ではありますが、大切な時間を重ねているのかもしれないと感じました。
現代の寺子屋を再開して、今年で12年目。今ここに通っている子どもたちが、80年後にふと当時を振り返り、「寺子屋で宿題をしたり、みんなでおしゃべりをして遊んだりしたの、楽しかったな」とこの宝物のような時間のことを思い出してくれたら嬉しいです。


今年の寺子屋も、たくさんの方々のご協力のおかげで無事に実施することができました。子どもたちのためにと差し入れをしてくださった皆様、当日お手伝いいただいた皆様、本当にありがとうございました。

参加してくれたみんな、また来年もお寺で待っていますね。(筆:坊守)





