2026年 茨城一組同朋大会 講演より(真宗大谷派)
2026 茨城一組 同朋大会 講演
藤本愛吉氏 (三重県正寶寺住職)

以下は、2026年6月13日に茨城県坂東市のペルフォーレで行われた茨城一組同朋大会での藤本愛吉氏(三重県正寶寺住職)の講演を、西念寺のおしらせ編集委員が、独自に抜粋および編集したものです。そのため、掲載された内容等について、御講師へ直接問い合わせることはご遠慮くださいますようお願いいたします。<西念寺より>
念仏者との出会い
大谷専修学院(西念寺も属する真宗大谷派の僧侶の資格を取得するための学校)は「全寮制」なんです。専修学院は学校です。けど、中身は「道場」なんです。「念仏の道場」です。道場と言ったら、吉田松陰の「松下村塾」みたいに、先生も生徒も一緒に暮らす中で勉強するんです。だから先生が一番きつい。言っとることとやっとることが違ったら、すぐバレるからね。
でも、その「全寮制でなきゃ、真宗の教えは届かないんだ」と言って、本山にお願いして全寮制を敷いたのが信国先生。「念仏の学校っちゅうのは、先に目覚めた人がいなきゃダメなんだ」と叫んだ。私ははからずも、授業でその先生に出会った。素敵な念仏に出会った。阿弥陀さんの心のまま、「南無阿弥陀仏」という人に私は感じてしまった。「ああ、こういう世界があるんだ」と。仏さんという世界と、ちゃんと繋がっとる人がおるんだと。それが念仏に、全部入っているんだと。直感ですけどね。それで私の生きる方向が変わっちゃった。
社会人として、家庭人として生きるだけじゃなくてね、「目覚める」ということ。「人間は目覚めていくという大きな宿題を貰って生まれてきたんだ」と。「目覚めるのには、目覚めた人に付かなきゃダメなんだ」と。そういうことも、先生からいただいた心です。
それが79歳まで、24歳から55年続いて、今も全然悔いはありません。「よくぞそんな人に出会ったな」と。京都では、竹中先生という生きた念仏者に出会った。生きた念仏者は素晴らしいですね。もう、スキッとしてる。生活の端々で出てくる言葉や態度がね、もう、一緒に居らしてもらっただけで、すごく違う。


