2026年 茨城一組同朋大会 講演より(真宗大谷派)

めぐり会える不思議なご縁

最後に、感動したお話を紹介します。これは、「八正道はっ しょう どう」という伝道協会の小さな小冊子に載ってました。他宗の方の文章です。

仙田せん だ様の御宅では毎年、元旦の朝は昔からの習慣通り、家族全員が揃っておめでとうございますとお祝いの言葉を述べ合ってお屠蘇と そをいただきます。挨拶が済んだとき、4歳になったお孫さんが突然言いました。『僕の家で1番早く生まれたのはおじいちゃんだよね』孫さんは、『その次は、おばあちゃん。その次は、お父さん。その次は、お母さん。その次は、お姉ちゃん。その次は、お兄ちゃん』家族全員の誕生順を間違えずに可愛い声で言われました。そしてお孫さんは大きな声で、『その次が、僕なんだ!』と叫んで、小さな指で自分を指したので、家族中大笑い。

その笑い声が収まった時、お孫さんは言われたそうです。『みんな、会えてよかったね』。この孫の一言で、家中がほのぼのとして仙田さんは暖かい気持ちになったのです」と記されます。

私も読んで心が温もりました。「人は生きることは容易ではありません。それを生きてお正月に会い、お互いに親子、夫婦、兄弟姉妹とめぐり会える不思議な事実を、静かにいただけるのが、仏法だと思います」と書いてありました。私は何も分からないまま、今まで来ましたけど、まあ、こういう言葉にですね、お経の心が出ているなと思って、紹介させていただきました。(完)